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Love adventure
第44章 焼けるように愛しい
「があ――っ心臓に悪い!」
あぐりはソファーに寝転び、天を仰いで絶叫する。
「あぐり……巻き込んでゴメン」
泣きそうなほなみを、あぐりはぎゅっと抱き締めた。
「何言ってんのさ!私は味方だからね!まあ、『気にしないで』なんて言わないけどさ?
『気にして』ねっ!うふふっ。
申し訳ない、とか思うんだったらさ、明日の朝食のクロワッサン焼いてよ!」
「――うん、うん!沢山焼くよ……」
ほなみは肩を震わせて泣き始めた。
「もう――!泣くんじゃないわよ!私まで泣きたくなるわよ――!」
あぐりの頬にも涙が伝う。
「――あれ、私も泣いちゃった」
「あぐり――泣かないで――」
「泣いてるあんたが言うんじゃないわよ――!」
ふたりの泣き笑いの声が、しばらくリビングに響いていた。
あぐりはソファーに寝転び、天を仰いで絶叫する。
「あぐり……巻き込んでゴメン」
泣きそうなほなみを、あぐりはぎゅっと抱き締めた。
「何言ってんのさ!私は味方だからね!まあ、『気にしないで』なんて言わないけどさ?
『気にして』ねっ!うふふっ。
申し訳ない、とか思うんだったらさ、明日の朝食のクロワッサン焼いてよ!」
「――うん、うん!沢山焼くよ……」
ほなみは肩を震わせて泣き始めた。
「もう――!泣くんじゃないわよ!私まで泣きたくなるわよ――!」
あぐりの頬にも涙が伝う。
「――あれ、私も泣いちゃった」
「あぐり――泣かないで――」
「泣いてるあんたが言うんじゃないわよ――!」
ふたりの泣き笑いの声が、しばらくリビングに響いていた。