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Love adventure
第45章 トロイメライは夢見心地で
「祐樹にプロポーズされたらしいな」
ギクリとし、口元を引き締めるほなみを見て、また彼は笑っている。
「お前、どうするつもりだ」
「……」
どうするも何も、綾波は、西君が立ち直ってバンドが復活したら別れさせるつもりだったのではないだろうかーー?
ほなみは困惑しながら、正直な気持ちを言った。
「私は……西君の側に居たいです」
「きっと、物凄い事になるぞ」
智也の鋭い瞳が頭に過ぎるが、ほなみは唇を噛み締めて綾波を真っ直ぐに見た。
「……わかってます」
「祐樹に話すタイミングはまた考えてやる」
ほなみは、意外な彼の言葉に目を見開いた。
「綾波――さん」
「何だ」
「……反対しないんですか?」
「あいつはお前といるといい曲を作るし、色気が出てきたからな。まあ、反対したってどうせ聞かないだろうしな」
胸が詰まり、泣きそうになっていたら頭を小突かれる。
「さっさと支度しないと俺がシャワーと着替えを手伝うぞ」
「は、はいっ!支度しますっ!」
慌てたほなみはベッドから転げ落ちそうになり、綾波に抱き留められた。
ギクリとし、口元を引き締めるほなみを見て、また彼は笑っている。
「お前、どうするつもりだ」
「……」
どうするも何も、綾波は、西君が立ち直ってバンドが復活したら別れさせるつもりだったのではないだろうかーー?
ほなみは困惑しながら、正直な気持ちを言った。
「私は……西君の側に居たいです」
「きっと、物凄い事になるぞ」
智也の鋭い瞳が頭に過ぎるが、ほなみは唇を噛み締めて綾波を真っ直ぐに見た。
「……わかってます」
「祐樹に話すタイミングはまた考えてやる」
ほなみは、意外な彼の言葉に目を見開いた。
「綾波――さん」
「何だ」
「……反対しないんですか?」
「あいつはお前といるといい曲を作るし、色気が出てきたからな。まあ、反対したってどうせ聞かないだろうしな」
胸が詰まり、泣きそうになっていたら頭を小突かれる。
「さっさと支度しないと俺がシャワーと着替えを手伝うぞ」
「は、はいっ!支度しますっ!」
慌てたほなみはベッドから転げ落ちそうになり、綾波に抱き留められた。