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Love adventure
第46章  ぶつかり合う予感
「もしもし……」

 平静な声が出た事に、自分で驚いた。

『ほなみ――元気か』

 久々の智也の声は、威圧的な物も、探る様な響きもないように感じた。

「うん。智也は忙しいの?」
『まあまあだな……風邪を引いたりしてないか?』
「大丈夫……智也は?」
『心配してくれるのか?』

 ほなみは思わずギクリとして、唇を震わせる。

「……う、うん……」
『ほなみ』
「うん?」
『お前を抱きたい――』

 返事のしようが無く、ほなみは言葉に詰まる。

『この間の夜の事が……忘れられないんだ……
 何をしていても……頭からほなみが離れない……』

 溜息混じりの声は、この間の激しい交わりの記憶を呼び醒まし、反射的に身体の奥が熱く疼く。
 打ち消そうとしても、更に智也に電話口で囁かれ、背中の辺りがぞわりとした。

『今すぐお前をベッドへ沈めたい……』
「……と、智也」

 ほなみの上擦る声と、紅潮する頬を見て、綾波の目が訝しげに光るのがミラーに映る。





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