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Love adventure
第46章 ぶつかり合う予感

『……帰った時にゆっくり話そう……実は』
智也の声のトーンが変わった。
「え?」
『……急遽日本での仕事をする事になったんだ……アパレルの』
嫌な予感で頭の中が一杯になり、思わず電話をきつく握る。
「……そうなの?」
『お前が今世話になってるバンドが……関係する仕事だ』
「――っ」
ほなみの胸の中に、限りなく確信に近い疑いが浮かんだ。
ブランド『K・I』。
何処かで聞いた名前だと思っていたが、まさか――
『他の奴がやる筈の仕事だったんだが、色々とゴタゴタしてな。俺が責任を持つ事になった』
「そ、そうなの。凄い偶然……ていうかびっくり!」
『打ち合わせに一度日本へ行くから、また連絡するよ』
「……う、うん。わかった……」
『ほなみ……会ったら……思い切り愛し合いたい……』
「もう……智也ったら……あ、電波悪いみたい……じゃあね?」
ほなみは震える指で電話を切った。
智也の声のトーンが変わった。
「え?」
『……急遽日本での仕事をする事になったんだ……アパレルの』
嫌な予感で頭の中が一杯になり、思わず電話をきつく握る。
「……そうなの?」
『お前が今世話になってるバンドが……関係する仕事だ』
「――っ」
ほなみの胸の中に、限りなく確信に近い疑いが浮かんだ。
ブランド『K・I』。
何処かで聞いた名前だと思っていたが、まさか――
『他の奴がやる筈の仕事だったんだが、色々とゴタゴタしてな。俺が責任を持つ事になった』
「そ、そうなの。凄い偶然……ていうかびっくり!」
『打ち合わせに一度日本へ行くから、また連絡するよ』
「……う、うん。わかった……」
『ほなみ……会ったら……思い切り愛し合いたい……』
「もう……智也ったら……あ、電波悪いみたい……じゃあね?」
ほなみは震える指で電話を切った。

