この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第47章 ウェディング・マーチ
(イエス、となんの躊躇も無く言えたら、どんなにいいか――
私の気持ちは、こんなに西君を欲しがって居るのに、プロポーズの返事が出来ない。
まだ何も解決に向かっていない。
智也の事も話せていないのに――)
「……まだ、返事はくれないかな?」
西本君は伏し目がちに言う。
「待って……もう少しだけ……」
「俺は、あんまり長く待てないよ?」
ほなみが言葉の代わりに、彼の首に腕を廻し自分から口付けると、彼は目を大きく見開き、呆気に取られた顔をした。
(――言葉で簡単に言えたら、楽なのに――)
もどかしくて、目の奥が熱くなりボロボロ涙が零れた。
西本は唇でほなみの涙を掬う。
「泣くなよ……困らせたい訳じゃないんだよ?」
「違う……困ってないよ……本当に嬉しいの……
わかって……西君」
西本はしゃくりあげるほなみを物凄い力で抱き締め、ほなみもその胸に思いきりしがみついた。
私の気持ちは、こんなに西君を欲しがって居るのに、プロポーズの返事が出来ない。
まだ何も解決に向かっていない。
智也の事も話せていないのに――)
「……まだ、返事はくれないかな?」
西本君は伏し目がちに言う。
「待って……もう少しだけ……」
「俺は、あんまり長く待てないよ?」
ほなみが言葉の代わりに、彼の首に腕を廻し自分から口付けると、彼は目を大きく見開き、呆気に取られた顔をした。
(――言葉で簡単に言えたら、楽なのに――)
もどかしくて、目の奥が熱くなりボロボロ涙が零れた。
西本は唇でほなみの涙を掬う。
「泣くなよ……困らせたい訳じゃないんだよ?」
「違う……困ってないよ……本当に嬉しいの……
わかって……西君」
西本はしゃくりあげるほなみを物凄い力で抱き締め、ほなみもその胸に思いきりしがみついた。