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Love adventure
第49章 危険なknight
「つっ……」
綾波が鋭い痛みに口元を歪め崩れると、三広は、ハッとして身を屈める。
「ご、ごめん――!怪我してるのを忘れてつい」
綾波は三広を手で制した。
「……気にするな。悪かった」
謝罪の言葉に驚き、三広は大きな目を更に見開く。
「え、え――っ!?」
「おい、本気でもう時間ヤバくないか」
今日はメンバーがそれぞれ分かれて地方のラジオ出演をする事になっている。
西本は千葉、亮介は大阪、野村は新潟へ飛んでいる。三広は東京のラジオ局だった。
「あ!うん、行ってくるよ!綾ちゃん、あんまり動いたらダメだよ?」
三広が靴紐をアタフタと結びドアを閉める直前に思い出した様に言った。
「もう少ししたら、ほなみちゃんが来るからね!」
「何?」
「あぐりちゃんも一緒に行くって言ってたよ。
心配して来てくれるんだから追い返したりしたらダメだよ?じゃあね!」
三広は早口で言って出ていった。
綾波は溜め息を吐いてソファーに身を沈めた。
「無断で人の住所を教えるなよ……三広」
インターホンが鳴った。
「こ、こんにちは……ほなみです」
緊張したような声が聞こえる。
「今開ける」
綾波はロックを解除した。
綾波が鋭い痛みに口元を歪め崩れると、三広は、ハッとして身を屈める。
「ご、ごめん――!怪我してるのを忘れてつい」
綾波は三広を手で制した。
「……気にするな。悪かった」
謝罪の言葉に驚き、三広は大きな目を更に見開く。
「え、え――っ!?」
「おい、本気でもう時間ヤバくないか」
今日はメンバーがそれぞれ分かれて地方のラジオ出演をする事になっている。
西本は千葉、亮介は大阪、野村は新潟へ飛んでいる。三広は東京のラジオ局だった。
「あ!うん、行ってくるよ!綾ちゃん、あんまり動いたらダメだよ?」
三広が靴紐をアタフタと結びドアを閉める直前に思い出した様に言った。
「もう少ししたら、ほなみちゃんが来るからね!」
「何?」
「あぐりちゃんも一緒に行くって言ってたよ。
心配して来てくれるんだから追い返したりしたらダメだよ?じゃあね!」
三広は早口で言って出ていった。
綾波は溜め息を吐いてソファーに身を沈めた。
「無断で人の住所を教えるなよ……三広」
インターホンが鳴った。
「こ、こんにちは……ほなみです」
緊張したような声が聞こえる。
「今開ける」
綾波はロックを解除した。