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Love adventure
第49章 危険なknight
「……智也の会社のブランドの仕事が、もうじき始まりますね」
頬の紅みをそのままに、ほなみは話題を切り替える様に言った。
綾波はそんな彼女から目を逸らさずに答える。
「ああ。もう殆ど決まってるからな。止める事は出来ない……打ち合わせで智也とメンバーが会う事になっているが、いよいよ来週だな」
「智也の事を……西君に、話さないと……」
ほなみはそこまで言って喉を詰まらせた。
「そこは機会をセッティングしてある。お前、しっかりしろよ?今また泣きそうになってるじゃないか」
ほなみは慌てて目尻を押さえた。
「智也が、西君やみんなに何かしたらどうしよう……」
「智也も真っ当な大人だろ?仕事の話しで対面する時には少なくとも何もしてこないだろうよ……とにかく、奴の出方次第だな」
「悪い人ではないんです……両親が居ない私の側に中学の時からいてくれたんです……態度はそっけなかったですけど……だから……」
「お前な……恩はあるのかも知れないが、それとこれは別だろうが。智也の両親に良くして貰ったから断れないとかいう理由で結婚したんじゃないだろうな?」
綾波が半分呆れながら言うと、ほなみは青ざめて黙った。
頬の紅みをそのままに、ほなみは話題を切り替える様に言った。
綾波はそんな彼女から目を逸らさずに答える。
「ああ。もう殆ど決まってるからな。止める事は出来ない……打ち合わせで智也とメンバーが会う事になっているが、いよいよ来週だな」
「智也の事を……西君に、話さないと……」
ほなみはそこまで言って喉を詰まらせた。
「そこは機会をセッティングしてある。お前、しっかりしろよ?今また泣きそうになってるじゃないか」
ほなみは慌てて目尻を押さえた。
「智也が、西君やみんなに何かしたらどうしよう……」
「智也も真っ当な大人だろ?仕事の話しで対面する時には少なくとも何もしてこないだろうよ……とにかく、奴の出方次第だな」
「悪い人ではないんです……両親が居ない私の側に中学の時からいてくれたんです……態度はそっけなかったですけど……だから……」
「お前な……恩はあるのかも知れないが、それとこれは別だろうが。智也の両親に良くして貰ったから断れないとかいう理由で結婚したんじゃないだろうな?」
綾波が半分呆れながら言うと、ほなみは青ざめて黙った。