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Love adventure
第50章 貴方で満たして
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ラジオ局の受付で綾波の名刺を見せると、すんなり中へ入れて貰えた。
スタッフに案内され辿り着いた部屋では、ガラス越しの向こうで西本がヘッドホンを被り、収録の真っ最中だった。
スタッフに御礼を言い、彼を離れた所から見つめる。
パーソナリティーの女性DJと軽妙なやり取りをしているが、集中して居るせいかほなみには全く気が付いて居ない。
来るとは思っていないのだから当然だが、その事がとても苦しくて悲しかった。
『それでは最後にこの曲を送りたいと思います。クレッシェンドで“ほうき星に乗って”』
『今日は、西本祐樹さんがゲストでした。ありがとうございました――!』
軽やかでポップな前奏が流れ始め、西本はヘッドホンを外して女性DJに挨拶している。
何やら談笑していたが、ふとこちらを振り返るとほなみに気付き、その目を大きく見開いた。
ラジオ局の受付で綾波の名刺を見せると、すんなり中へ入れて貰えた。
スタッフに案内され辿り着いた部屋では、ガラス越しの向こうで西本がヘッドホンを被り、収録の真っ最中だった。
スタッフに御礼を言い、彼を離れた所から見つめる。
パーソナリティーの女性DJと軽妙なやり取りをしているが、集中して居るせいかほなみには全く気が付いて居ない。
来るとは思っていないのだから当然だが、その事がとても苦しくて悲しかった。
『それでは最後にこの曲を送りたいと思います。クレッシェンドで“ほうき星に乗って”』
『今日は、西本祐樹さんがゲストでした。ありがとうございました――!』
軽やかでポップな前奏が流れ始め、西本はヘッドホンを外して女性DJに挨拶している。
何やら談笑していたが、ふとこちらを振り返るとほなみに気付き、その目を大きく見開いた。