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Love adventure
第50章 貴方で満たして
ガラス越しに目が合うと、身体に電流が走った様に痺れる。
彼はパーソナリティと言葉を交わし、時折こちらを澄んだ瞳でじっと見た。
――彼が見ているのは、偽りの私――
智也が居ながら、貴方に恋して……あわよくば、ずっとこのまま側に居たいと望んでいる……
私は、貴方を騙しているのに……
私は変わってしまった。
こんな風に情けなくて滑稽な自分は今まで居なかったのに……
みんな貴方のせい……
貴方を好きになったから――
彼は、ヘッドフォンを外し立ち上がり、スタッフ達に挨拶して中から出て来ると、真っ直ぐにこちらに歩いて来た。
彼が近付いて来ると心臓が跳ね上がり居たたまれなくなり、ほなみは発作的に逃げるように駆け出してしまった。
彼はパーソナリティと言葉を交わし、時折こちらを澄んだ瞳でじっと見た。
――彼が見ているのは、偽りの私――
智也が居ながら、貴方に恋して……あわよくば、ずっとこのまま側に居たいと望んでいる……
私は、貴方を騙しているのに……
私は変わってしまった。
こんな風に情けなくて滑稽な自分は今まで居なかったのに……
みんな貴方のせい……
貴方を好きになったから――
彼は、ヘッドフォンを外し立ち上がり、スタッフ達に挨拶して中から出て来ると、真っ直ぐにこちらに歩いて来た。
彼が近付いて来ると心臓が跳ね上がり居たたまれなくなり、ほなみは発作的に逃げるように駆け出してしまった。