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第51章 誘惑は狂おしく

｢凄いな……こんなに｣

　彼はゴクリと喉を鳴らすと、荒々しい手つきでほなみのブラウスを左右に引っ張りはだけさせた。
　ピンク色のブラに包まれた膨らみがあらわになると、ガバッと身を起こして吸い付いて来る。
　彼の真っ直ぐな髪をつかみ、ほなみは背中をのけ反らせた。

｢西く……っ……あっ……｣
｢俺の物だよ……全部｣

　胸や首筋にキスされて、唇にも熱烈に食いついて来られる。

｢んん……｣

　舌で咥内をかき回されながら、背中のホックを外されてスカートもずらされ、ひんやりとした空気に下半身がさらされた。