この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Love adventure
第52章  if
 一切言い淀むこともなくポンポン返す綾波に、ほなみはやはり不安を溢したくなってしまう。

「でも……」
「でも、は言わなくていい」
「でも」
「また言ったか。お仕置きが必要だな」
「えっ」
「そんな情けない声を出すな……智也の事だが、その方面に強い弁護士を用意する。
 だから仕事の時はちゃんと切り替えろよ?遊びじゃないんだからな?」
「は、はい」

 ほなみは背筋をピンと伸ばした。

「それと、明日はメンバー全員がオフだ。少し早いが祐樹の誕生日パーティーをやる。その時に、タイミングを見て話せ」
「……」
「話しやすい雰囲気に持っていってやるから、安心しろ」
「恐いです……どんな反応をされるのか」

 綾波の溜息が聞こえた。

「しっかりしろ。お前がフラフラしてたら上手く行かないぞ」
「は、はい」
「じゃあ、もう切るぞ」
「あ、あの……ありがとうございました」
「……すべてお前次第だ」

 彼の微妙な口調の変化に、ほなみは胸をざわつかせる。

「え?」
「お前の、したいようにしろ……俺は……」
「……今なんて?」
「本当に切るぞ。明日、この間志村さんと打ち合わせしたライブハウスで夜六時からだ。遅れるなよ」

 綾波が言いかけた何かを知りたかったのに、向こうから切られてしまい、ほなみは暫く呆気に取られていた。




/814ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ