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Love adventure
第52章 if

一切言い淀むこともなくポンポン返す綾波に、ほなみはやはり不安を溢したくなってしまう。
「でも……」
「でも、は言わなくていい」
「でも」
「また言ったか。お仕置きが必要だな」
「えっ」
「そんな情けない声を出すな……智也の事だが、その方面に強い弁護士を用意する。
だから仕事の時はちゃんと切り替えろよ?遊びじゃないんだからな?」
「は、はい」
ほなみは背筋をピンと伸ばした。
「それと、明日はメンバー全員がオフだ。少し早いが祐樹の誕生日パーティーをやる。その時に、タイミングを見て話せ」
「……」
「話しやすい雰囲気に持っていってやるから、安心しろ」
「恐いです……どんな反応をされるのか」
綾波の溜息が聞こえた。
「しっかりしろ。お前がフラフラしてたら上手く行かないぞ」
「は、はい」
「じゃあ、もう切るぞ」
「あ、あの……ありがとうございました」
「……すべてお前次第だ」
彼の微妙な口調の変化に、ほなみは胸をざわつかせる。
「え?」
「お前の、したいようにしろ……俺は……」
「……今なんて?」
「本当に切るぞ。明日、この間志村さんと打ち合わせしたライブハウスで夜六時からだ。遅れるなよ」
綾波が言いかけた何かを知りたかったのに、向こうから切られてしまい、ほなみは暫く呆気に取られていた。
「でも……」
「でも、は言わなくていい」
「でも」
「また言ったか。お仕置きが必要だな」
「えっ」
「そんな情けない声を出すな……智也の事だが、その方面に強い弁護士を用意する。
だから仕事の時はちゃんと切り替えろよ?遊びじゃないんだからな?」
「は、はい」
ほなみは背筋をピンと伸ばした。
「それと、明日はメンバー全員がオフだ。少し早いが祐樹の誕生日パーティーをやる。その時に、タイミングを見て話せ」
「……」
「話しやすい雰囲気に持っていってやるから、安心しろ」
「恐いです……どんな反応をされるのか」
綾波の溜息が聞こえた。
「しっかりしろ。お前がフラフラしてたら上手く行かないぞ」
「は、はい」
「じゃあ、もう切るぞ」
「あ、あの……ありがとうございました」
「……すべてお前次第だ」
彼の微妙な口調の変化に、ほなみは胸をざわつかせる。
「え?」
「お前の、したいようにしろ……俺は……」
「……今なんて?」
「本当に切るぞ。明日、この間志村さんと打ち合わせしたライブハウスで夜六時からだ。遅れるなよ」
綾波が言いかけた何かを知りたかったのに、向こうから切られてしまい、ほなみは暫く呆気に取られていた。

