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Love adventure
第55章 バースデーパーティー

西本は入って来た人物を見て、舌打ちした。
「――本当に空気を読まないヤツだな」
ほなみは、ドアを開けこちらに歩いてくる綾波を、息を呑み見つめた。
襟足まであった髪は短く切られ、いつものサングラスをかけていない。澄んだ切れ長の目は、すべての物を射抜く様な鋭い輝きが放たれている。
いつもダークスーツなのに、珍しく明るいグレーのジャケットを着て、えんじ色のリボンネクタイをしめ、そのさまは西本祐樹の雰囲気そのものに見える。
綾波は、まるで音を立てず歩く高級な飼い猫の様に優雅だった。
ほなみの心臓が激しく鳴る。
「――本当に空気を読まないヤツだな」
ほなみは、ドアを開けこちらに歩いてくる綾波を、息を呑み見つめた。
襟足まであった髪は短く切られ、いつものサングラスをかけていない。澄んだ切れ長の目は、すべての物を射抜く様な鋭い輝きが放たれている。
いつもダークスーツなのに、珍しく明るいグレーのジャケットを着て、えんじ色のリボンネクタイをしめ、そのさまは西本祐樹の雰囲気そのものに見える。
綾波は、まるで音を立てず歩く高級な飼い猫の様に優雅だった。
ほなみの心臓が激しく鳴る。

