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Love adventure
第55章 バースデーパーティー

皆がテーブルにつくと同時に、待ち構えた様にバーテンが次から次へと飲み物を運んで来る。
「今日は飲むわよ――ほなみ!ぶっ倒れたら後は宜しくね!」
あぐりが鼻息荒く宣言する。
「うん……ほどほどにね?」
野村が然り気無く隣のあぐりにグラスを差し出すと、あぐりも素直に受け取っていた。
ほなみは、それを見て少しホッとして、西本に向き直る。
「西君、何を飲む?」
「俺はジュースかウーロンでいい」
「飲めないの?」
「いや、酒は喉に良くないからね」
「そうか……」
ほなみはグラスにウーロンを注いだ。
「ほなみは沢山飲みなよ……ちゃんと介抱するから……ふふ」
西本はクスクス笑って、綺麗な緑色のカクテルをよこした。
「これジュース?」
「さあ、どうかな?」
綾波が咳払いをすると立ち上がり、語気強めに言う。
「さて、じゃあ始めるか。今日は祐樹の誕生日の前祝いと……活動を再開するクレッシェンドの決起会だ。
テレビ収録も近いしレコーディング作業も始まる。
いいか、お前ら。世間の注目が集まっている中、与えられたチャンスをムダにするなよ。新曲は絶対に初回チャート一位だ。それ以外あり得ん」
きっぱりと言い切り、メンバーひとりひとりの顔を鋭い目で見た。
「今日は飲むわよ――ほなみ!ぶっ倒れたら後は宜しくね!」
あぐりが鼻息荒く宣言する。
「うん……ほどほどにね?」
野村が然り気無く隣のあぐりにグラスを差し出すと、あぐりも素直に受け取っていた。
ほなみは、それを見て少しホッとして、西本に向き直る。
「西君、何を飲む?」
「俺はジュースかウーロンでいい」
「飲めないの?」
「いや、酒は喉に良くないからね」
「そうか……」
ほなみはグラスにウーロンを注いだ。
「ほなみは沢山飲みなよ……ちゃんと介抱するから……ふふ」
西本はクスクス笑って、綺麗な緑色のカクテルをよこした。
「これジュース?」
「さあ、どうかな?」
綾波が咳払いをすると立ち上がり、語気強めに言う。
「さて、じゃあ始めるか。今日は祐樹の誕生日の前祝いと……活動を再開するクレッシェンドの決起会だ。
テレビ収録も近いしレコーディング作業も始まる。
いいか、お前ら。世間の注目が集まっている中、与えられたチャンスをムダにするなよ。新曲は絶対に初回チャート一位だ。それ以外あり得ん」
きっぱりと言い切り、メンバーひとりひとりの顔を鋭い目で見た。

