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Love adventure
第55章 バースデーパーティー

「宴会にはピッタリの男だな」
綾波が手拍子しながら頷く。
『吹きすさぶハリケーン
恋のハリケーン
お前の心に吹きすさぶ愛のハリケーン
want to you!!』
パァンという破裂音と共に銀テープが舞い、亮介と野村と浜田は演奏の締めに一斉にジャンプを決めた。
拍手喝采といっても、ほなみ達と店のスタッフ位だったが――とにかく、大きな拍手を皆で送った。
「はーい!ほなみちゃんに、あぐりちゃん!久しぶりだねえ!」
はまじろうの姿のまま浜田がステージで叫ぶ。
「浜田さん……!凄かった……です……ぷっ!」
ほなみとあぐりは涙を流し、抱き合い笑い転げた。
「今日はお祝いに駆け付けたよ!それと、これは僕からのほんの気持ち」
スタッフが布のかかった大きな何かをキャスター付きのテーブルに乗せて運んできた。
「――?」
「西君、ほなみちゃん、一緒に開けてごらん」
ふたりは顔を見合わせてから、布を引っ張った。
そこに現れたのは、一番上に可愛い二匹のネコがキスしている形の砂糖菓子がのっている大きなケーキだった。
「うわあ……」
ほなみは、感嘆の声を上げた。
「Happy Birthday&Happy wedding!」
浜田が叫び、バンドメンバーがスローテンポのBGMを演奏し始める。
「浜田さん!?」
「それはバースデイケーキを兼ねたウェディングケーキだよ!
西君、プロポーズしたんだろう?僕からのお祝いさ!」
ほなみは困って綾波を見た。
彼は小さく頷くと優しい口調で言った。
「ほなみ……今話せ」
ほなみは首を振った。
「無理、無理です」
あぐりが手を握る。
「ほなみ、頑張って」
「ほなみちゃん!大丈夫だよ!」
「俺達も味方だよー!」
ステージから三広と亮介が叫び、野村も頷いている。
綾波が手拍子しながら頷く。
『吹きすさぶハリケーン
恋のハリケーン
お前の心に吹きすさぶ愛のハリケーン
want to you!!』
パァンという破裂音と共に銀テープが舞い、亮介と野村と浜田は演奏の締めに一斉にジャンプを決めた。
拍手喝采といっても、ほなみ達と店のスタッフ位だったが――とにかく、大きな拍手を皆で送った。
「はーい!ほなみちゃんに、あぐりちゃん!久しぶりだねえ!」
はまじろうの姿のまま浜田がステージで叫ぶ。
「浜田さん……!凄かった……です……ぷっ!」
ほなみとあぐりは涙を流し、抱き合い笑い転げた。
「今日はお祝いに駆け付けたよ!それと、これは僕からのほんの気持ち」
スタッフが布のかかった大きな何かをキャスター付きのテーブルに乗せて運んできた。
「――?」
「西君、ほなみちゃん、一緒に開けてごらん」
ふたりは顔を見合わせてから、布を引っ張った。
そこに現れたのは、一番上に可愛い二匹のネコがキスしている形の砂糖菓子がのっている大きなケーキだった。
「うわあ……」
ほなみは、感嘆の声を上げた。
「Happy Birthday&Happy wedding!」
浜田が叫び、バンドメンバーがスローテンポのBGMを演奏し始める。
「浜田さん!?」
「それはバースデイケーキを兼ねたウェディングケーキだよ!
西君、プロポーズしたんだろう?僕からのお祝いさ!」
ほなみは困って綾波を見た。
彼は小さく頷くと優しい口調で言った。
「ほなみ……今話せ」
ほなみは首を振った。
「無理、無理です」
あぐりが手を握る。
「ほなみ、頑張って」
「ほなみちゃん!大丈夫だよ!」
「俺達も味方だよー!」
ステージから三広と亮介が叫び、野村も頷いている。

