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Love adventure
第55章 バースデーパーティー

「西君……」
ほなみは、涙でグチャグチャになりながら、西本を見上げる。
今まで見たことが無い程の優しい笑みがそこにあった。
「何となく分かってたよ」
「えっ……」
「ほなみのマンションに泊まった時から、そうじゃないのかな、て」
「……なのに……なんで?」
「結婚してるとかしていないとか……
そんな問題なんて関係ない位、ほなみが好きなんだよ」
「西君……!」
「あ――よかった。
『旦那と別れられないからあなたとは終わりよ』て言われるかと思って、俺泣きそうだったよ?」
「本当に……本当に?」
「……俺は、ほなみが欲しい!誰に何と言われても、ほなみが好きだ!
お前らも、わかったか!?ほなみは誰にもやらないからな――!」
ワアッと皆が喚声を上げると、三広が満面の笑みで、ドラムロールを始める。
バーンというシンバルの音と同時に、浜田がくす玉の紐を引っ張ると、紙吹雪と共に白い鳩が飛び出した。
垂れ下がった長い垂れ幕には
『目指せ!円満離婚』
と、達筆に描かれた文字。
「ぶっ!」
「……」
西本は笑い出したが、ほなみは流石に引いた。
「おめでとー!」
「やったー!」
「もう離婚出来たも同然よ!」
「ヒャッハー!」
ステージにあぐりも乱入して、皆で騒ぐ中、ほなみは西本に抱き締められながら綾波を見た。
「まあ、大変には違いないが何とか頑張るしかないだろう」
綾波は事も無げに言った。
ほなみは、涙でグチャグチャになりながら、西本を見上げる。
今まで見たことが無い程の優しい笑みがそこにあった。
「何となく分かってたよ」
「えっ……」
「ほなみのマンションに泊まった時から、そうじゃないのかな、て」
「……なのに……なんで?」
「結婚してるとかしていないとか……
そんな問題なんて関係ない位、ほなみが好きなんだよ」
「西君……!」
「あ――よかった。
『旦那と別れられないからあなたとは終わりよ』て言われるかと思って、俺泣きそうだったよ?」
「本当に……本当に?」
「……俺は、ほなみが欲しい!誰に何と言われても、ほなみが好きだ!
お前らも、わかったか!?ほなみは誰にもやらないからな――!」
ワアッと皆が喚声を上げると、三広が満面の笑みで、ドラムロールを始める。
バーンというシンバルの音と同時に、浜田がくす玉の紐を引っ張ると、紙吹雪と共に白い鳩が飛び出した。
垂れ下がった長い垂れ幕には
『目指せ!円満離婚』
と、達筆に描かれた文字。
「ぶっ!」
「……」
西本は笑い出したが、ほなみは流石に引いた。
「おめでとー!」
「やったー!」
「もう離婚出来たも同然よ!」
「ヒャッハー!」
ステージにあぐりも乱入して、皆で騒ぐ中、ほなみは西本に抱き締められながら綾波を見た。
「まあ、大変には違いないが何とか頑張るしかないだろう」
綾波は事も無げに言った。

