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Love adventure
第56章 あの夜の君を抱いて

「外の空気を吸ってくるか……」
頭からそんな映像を追い出そうと気分転換をしようと考え、上着を羽織ってドアノブに手をかけると、向こうからノックの音がする。
「?」
開けてみると、中野が明らかに意識が薄弱な状態のほなみを抱えているではないか。
驚き、戸惑いながら、愛するほなみがここにいることに浮き立ってしまう。そんな自分はつくづく滑稽だと思いながら、彼女をベッドへ寝かす。
ほなみの目は半開きで、虚ろな色をしていた。
半分以上は夢の中なのだろう。
「ほなみ……大丈夫か!」
その手を握り呼び掛けてみると、黒目がゆっくりと動き、智也を捉えた。
「……と、も……や」
その甘い声に、心も身体も疼くのを止められない。
「どういう事だこれは」
智也は、中野に咎める様に訊いた。
頭からそんな映像を追い出そうと気分転換をしようと考え、上着を羽織ってドアノブに手をかけると、向こうからノックの音がする。
「?」
開けてみると、中野が明らかに意識が薄弱な状態のほなみを抱えているではないか。
驚き、戸惑いながら、愛するほなみがここにいることに浮き立ってしまう。そんな自分はつくづく滑稽だと思いながら、彼女をベッドへ寝かす。
ほなみの目は半開きで、虚ろな色をしていた。
半分以上は夢の中なのだろう。
「ほなみ……大丈夫か!」
その手を握り呼び掛けてみると、黒目がゆっくりと動き、智也を捉えた。
「……と、も……や」
その甘い声に、心も身体も疼くのを止められない。
「どういう事だこれは」
智也は、中野に咎める様に訊いた。

