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Love adventure
第58章 jealousyの果て

色を失っている西本に、綾波は声をかけた。
「何処へ行くんだ」
「ほなみが……外に出てから戻ってこないんだ」
「独りにさせたのか」
綾波もサッと顔色を変える。
「外の空気を吸いたいって言ったんだ……けど、遅すぎる……」
西本の言葉を最後まで聞く前に、綾波はドアを開けて出ていく。
「……ほなみ!」
店の外にはほなみの姿はなく、殺風景な裏通りに夜の凍てつく風が吹いているだけだ。
走って辺りを見回すと、見覚えのあるピンクのケースに入ったスマホが落ちていた。
拾って中を見ると、西本と一緒にほなみが映った写真の待ち受けが目に飛び込んで来る。
この間、祐樹がほなみのスマホで一緒に自撮りをしていたものだ。
――間違いない。ほなみの物だ。
「何処へ行くんだ」
「ほなみが……外に出てから戻ってこないんだ」
「独りにさせたのか」
綾波もサッと顔色を変える。
「外の空気を吸いたいって言ったんだ……けど、遅すぎる……」
西本の言葉を最後まで聞く前に、綾波はドアを開けて出ていく。
「……ほなみ!」
店の外にはほなみの姿はなく、殺風景な裏通りに夜の凍てつく風が吹いているだけだ。
走って辺りを見回すと、見覚えのあるピンクのケースに入ったスマホが落ちていた。
拾って中を見ると、西本と一緒にほなみが映った写真の待ち受けが目に飛び込んで来る。
この間、祐樹がほなみのスマホで一緒に自撮りをしていたものだ。
――間違いない。ほなみの物だ。

