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Love adventure
第59章 奪還作戦

「ほなみの居場所が特定できた」
綾波の言葉に、西本はガタッと椅子から立ち上がる。
「俺も行く」
「ダメだ。お前は朝から収録があるだろう」
「そんな物どうだっていい!ほなみを助けるのが先だ!」
今にも飛び出して行きそうに逸る西本の肩を綾波は掴んだ。
「ほなみは、そんな風に言うと思うか?」
「――っ」
「TV出演の事を物凄く喜んで、一緒に曲作りを必死にやっていただろう?
明日のミュージックスタイルには、クレッシェンドの復活がかかっているんだ。
ほなみを奪い返したとしても、お前がミュージシャンとしてコケたら何にもならないだろうが。
俺が必ず連れ戻してくるから、お前はお前のやるべき事をやれ!」
綾波は西本の目を真っ直ぐに見据え、檄を飛ばす。
西本は一瞬目をふせたが、キッと唇を結ぶと顔をあげ、綾波に強い眼差しを向けた。
「……頼んだぞ……」
「ああ」
決意を胸に、ふたりの男は強く手を握り合った。
綾波の言葉に、西本はガタッと椅子から立ち上がる。
「俺も行く」
「ダメだ。お前は朝から収録があるだろう」
「そんな物どうだっていい!ほなみを助けるのが先だ!」
今にも飛び出して行きそうに逸る西本の肩を綾波は掴んだ。
「ほなみは、そんな風に言うと思うか?」
「――っ」
「TV出演の事を物凄く喜んで、一緒に曲作りを必死にやっていただろう?
明日のミュージックスタイルには、クレッシェンドの復活がかかっているんだ。
ほなみを奪い返したとしても、お前がミュージシャンとしてコケたら何にもならないだろうが。
俺が必ず連れ戻してくるから、お前はお前のやるべき事をやれ!」
綾波は西本の目を真っ直ぐに見据え、檄を飛ばす。
西本は一瞬目をふせたが、キッと唇を結ぶと顔をあげ、綾波に強い眼差しを向けた。
「……頼んだぞ……」
「ああ」
決意を胸に、ふたりの男は強く手を握り合った。

