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Love adventure
第59章 奪還作戦

「こんな事もあろうかと着替えを持ってきて正解だったな」
何処から出したのか、綾波は運動靴まで用意していた。
布を持ったまま、ほなみは目を丸くした。
「早くそれを着ろ」
「……綾波さん」
「なんだ」
「……綾波さんてマジシャンみたいですね」
涙の残る赤い目を擦り、ほなみは微かに笑った。
「魔法使いとでも呼んでくれた方がロマンチックだな」
綾波は素早くほなみの顎をつかみ、唇を奪う。
「――!」
ほなみは電流に撃たれたかの様に身体中を震わせた。
彼が唇を離しても、真っ赤になり布を抱き締めたまま、見つめてしまった。
「このくらいの……役得があってもいいだろう?」
綾波は、耳元で妖しく囁くと、ほなみの頬をギュッと摘まんだ。
「いたたたっ」
「早く着替えないとマジで襲うぞ!」
「は、はいっ着替えます!」
ほなみは慌てて渡されたピンクの布を頭から被る。
何処から出したのか、綾波は運動靴まで用意していた。
布を持ったまま、ほなみは目を丸くした。
「早くそれを着ろ」
「……綾波さん」
「なんだ」
「……綾波さんてマジシャンみたいですね」
涙の残る赤い目を擦り、ほなみは微かに笑った。
「魔法使いとでも呼んでくれた方がロマンチックだな」
綾波は素早くほなみの顎をつかみ、唇を奪う。
「――!」
ほなみは電流に撃たれたかの様に身体中を震わせた。
彼が唇を離しても、真っ赤になり布を抱き締めたまま、見つめてしまった。
「このくらいの……役得があってもいいだろう?」
綾波は、耳元で妖しく囁くと、ほなみの頬をギュッと摘まんだ。
「いたたたっ」
「早く着替えないとマジで襲うぞ!」
「は、はいっ着替えます!」
ほなみは慌てて渡されたピンクの布を頭から被る。

