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Love adventure
第59章 奪還作戦

欠伸をしながら入ってきた女性は、着ぐるみのほなみを見て、口を開けたまま固まってしまった。
綾波はすかさず女性に魅惑的な笑みを向ける。
「驚かしてすいません……この人はダンサーなんですよ」
女性は、ああ、と頷くと、綾波の顔を見て小さく叫んだ。
「あの……ひょっとして、クレッシェンドの西君……ですか?」
「いえ、私はマネージャーです」
「そうなんですか~!良く似ていらっしゃるからてっきり……」
ほなみは冷や汗が背中に伝うのを感じた。
綾波がただでさえ目立つ上に、着ぐるみの"はま子"連れでは行く先々で注目を浴びてしまう。
(何故にこんな物をわざわざ着せるのか、理解が出来ない……)
そんな事を考えていたら一階に到着してしまった。 恐れていたとおり、ロビーには起きてモーニングに向かう人がわらわらと居るではないか。
ほなみを見て、目が点になっている人たちも居る。
綾波は先程の女性に捕まり、何やらサインをねだられているようだ。
(ちょっと――!私はどうしたらいいの?)
ほなみが狼狽した時、入り口の方で人々がどよめいた。
「?」
振り返ったほなみは、口をポカンと開けてしまう。
白いはまじろうがラジカセを手に踊りながらロビーに入って来たのだ。
綾波はすかさず女性に魅惑的な笑みを向ける。
「驚かしてすいません……この人はダンサーなんですよ」
女性は、ああ、と頷くと、綾波の顔を見て小さく叫んだ。
「あの……ひょっとして、クレッシェンドの西君……ですか?」
「いえ、私はマネージャーです」
「そうなんですか~!良く似ていらっしゃるからてっきり……」
ほなみは冷や汗が背中に伝うのを感じた。
綾波がただでさえ目立つ上に、着ぐるみの"はま子"連れでは行く先々で注目を浴びてしまう。
(何故にこんな物をわざわざ着せるのか、理解が出来ない……)
そんな事を考えていたら一階に到着してしまった。 恐れていたとおり、ロビーには起きてモーニングに向かう人がわらわらと居るではないか。
ほなみを見て、目が点になっている人たちも居る。
綾波は先程の女性に捕まり、何やらサインをねだられているようだ。
(ちょっと――!私はどうしたらいいの?)
ほなみが狼狽した時、入り口の方で人々がどよめいた。
「?」
振り返ったほなみは、口をポカンと開けてしまう。
白いはまじろうがラジカセを手に踊りながらロビーに入って来たのだ。

