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Love adventure
第59章 奪還作戦

綾波が何処から出したのか、フリップを掲げた。
フリップには
「今夜8時、 CBDテレビミュージックスタイルにクレッシェンド出演!
新曲を披露します!よろしくお願いします!」
と書かれていて、綾波は営業用スマイルでその言葉どおりの宣伝をした。
「今日は一日クレッシェンドのキャンペーンで都内を回ります!我々を見かけたらどうぞ応援をよろしく!」
ロビーに、また拍手喝采が起きる。
朝から皆元気で、テンションが高いことにほなみは感心していた。
三人は、手を振りながらホテルを堂々と出て行った。
道行く人たちが皆ギョッとして振り返るので、最初は決まりが悪かったが、慣れてくると平気になった。
それどころか、快感さえ覚える。
「ほなみちゃん。楽しいでしょう」
浜田はニッコリ笑う。
「はい……なんだか自分じゃない生き物になったみたいで……」
「はまじろうは人の気持ちを引き上げる力があるんだよ~
これで世の中を明るく出来たらいいなと思って、僕は『はまじろう』を作ったんだよ」
「へえ……」
ほなみは、callingに手伝いに行った日の事を思い出す。
(あの時、浜田さんに"はまじろう"の話を聞いたけど……
まさかこうして自分が被り物をする事になるとは思わなかったな……)
「浜田さん、次は代々木公園に向かいます」
「よしきた!」
浜田は元気いっぱいに返事をした。
フリップには
「今夜8時、 CBDテレビミュージックスタイルにクレッシェンド出演!
新曲を披露します!よろしくお願いします!」
と書かれていて、綾波は営業用スマイルでその言葉どおりの宣伝をした。
「今日は一日クレッシェンドのキャンペーンで都内を回ります!我々を見かけたらどうぞ応援をよろしく!」
ロビーに、また拍手喝采が起きる。
朝から皆元気で、テンションが高いことにほなみは感心していた。
三人は、手を振りながらホテルを堂々と出て行った。
道行く人たちが皆ギョッとして振り返るので、最初は決まりが悪かったが、慣れてくると平気になった。
それどころか、快感さえ覚える。
「ほなみちゃん。楽しいでしょう」
浜田はニッコリ笑う。
「はい……なんだか自分じゃない生き物になったみたいで……」
「はまじろうは人の気持ちを引き上げる力があるんだよ~
これで世の中を明るく出来たらいいなと思って、僕は『はまじろう』を作ったんだよ」
「へえ……」
ほなみは、callingに手伝いに行った日の事を思い出す。
(あの時、浜田さんに"はまじろう"の話を聞いたけど……
まさかこうして自分が被り物をする事になるとは思わなかったな……)
「浜田さん、次は代々木公園に向かいます」
「よしきた!」
浜田は元気いっぱいに返事をした。

