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Love adventure
第60章 Destiny

「皆さん、陽気に頑張れてますか――!」
「いえ――い!」
「きっと暗い気分の人も居ますよね――!
けれど今は、はまじろうの姿を見て楽しんでくださいね――!」
「お――っ!」
はまじろうに扮した浜田は、公園のステージでキレキレのダンスを披露し観客を煽っている。
見ている人々もノリノリだ。
そんな中、ほなみと綾波の間には何だか気まずい空気が流れていた。
綾波は背を向けて遠くを見ている。
サラサラと靡く髪やすっきりとした輪郭が西本のようで、まるで彼と居ると錯覚しそうになる。
(でも、綾波さんは似ていると言われる事が苦痛だと言っていた……
……何故?)
ほなみは、密かに彼の横顔を見詰めて考えを巡らせた。
綾波に関しては、分からない事が多すぎる。
「いえ――い!」
「きっと暗い気分の人も居ますよね――!
けれど今は、はまじろうの姿を見て楽しんでくださいね――!」
「お――っ!」
はまじろうに扮した浜田は、公園のステージでキレキレのダンスを披露し観客を煽っている。
見ている人々もノリノリだ。
そんな中、ほなみと綾波の間には何だか気まずい空気が流れていた。
綾波は背を向けて遠くを見ている。
サラサラと靡く髪やすっきりとした輪郭が西本のようで、まるで彼と居ると錯覚しそうになる。
(でも、綾波さんは似ていると言われる事が苦痛だと言っていた……
……何故?)
ほなみは、密かに彼の横顔を見詰めて考えを巡らせた。
綾波に関しては、分からない事が多すぎる。

