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Love adventure
第60章 Destiny

広い公園の、大きな遊具の影にあるベンチはちょうど周りから少し隠れた場所にあり、ふたりに気を留める人は居ない。
ステージでは浜田の熱演が続いていて、人々は夢中になっている。
綾波はベンチにほなみを倒し、唇や首筋を何度も啄んだ。
ほなみは時折腕で彼の胸を叩くが、彼の涼やかな笑顔を見ると、それ以上の抵抗が出来なくなってしまう。
彼は、はま子の着ぐるみの前のファスナーを下げた。
「やっ……だめっ!」
露になった胸元に綾波の唇が押しあてられ、徴を付けられる。
ほなみは、震える手で綾波の胸を押そうとしたが、その手にキスをされて射抜くように見つめられた。
ドクドクとほなみの心臓が鳴っている。
(どうしよう……このまま止めてくれなかったら……私は……)
『君は恋(旋律)を奏でた~君は恋(旋律)を撒いた~』
観客の手拍子を受けて、浜田の歌っている声が聞こえてくる。
その曲に、ほなみは西本祐樹との出会いを思い出していた。
(――そうだ……この曲を演奏している西君を見て私の心の何もかも、西君にさらわれたんだ――)
ステージでは浜田の熱演が続いていて、人々は夢中になっている。
綾波はベンチにほなみを倒し、唇や首筋を何度も啄んだ。
ほなみは時折腕で彼の胸を叩くが、彼の涼やかな笑顔を見ると、それ以上の抵抗が出来なくなってしまう。
彼は、はま子の着ぐるみの前のファスナーを下げた。
「やっ……だめっ!」
露になった胸元に綾波の唇が押しあてられ、徴を付けられる。
ほなみは、震える手で綾波の胸を押そうとしたが、その手にキスをされて射抜くように見つめられた。
ドクドクとほなみの心臓が鳴っている。
(どうしよう……このまま止めてくれなかったら……私は……)
『君は恋(旋律)を奏でた~君は恋(旋律)を撒いた~』
観客の手拍子を受けて、浜田の歌っている声が聞こえてくる。
その曲に、ほなみは西本祐樹との出会いを思い出していた。
(――そうだ……この曲を演奏している西君を見て私の心の何もかも、西君にさらわれたんだ――)

