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Love adventure
第60章 Destiny

綾波が、ほなみの髪を肩に流し、白い肌にキスをするが、嗚咽をし始めた彼女を見て、動きを止めた。
「……そんなに嫌か」
「ひっ……く……違っ……」
「じゃあ、いいのか?」
彼の唇が頬に触れてくる。
「そうじゃなくて……嫌じゃないから困ってるんです――!」
気がつくとほなみは、渾身の力で綾波の頬を打っていた。
綾波は避けなかった。
しゃくりあげるほなみの身体を起こし、背中をそっと叩いた。
「……よく殴られるな……俺は」
「……殴られる……ような事をする……綾波さんがいけないんです!……ひっ……」
「……だよな」
綾波は苦笑した。
その笑顔にまた、ほなみの胸がざわめき、疼く。
「……そんなに嫌か」
「ひっ……く……違っ……」
「じゃあ、いいのか?」
彼の唇が頬に触れてくる。
「そうじゃなくて……嫌じゃないから困ってるんです――!」
気がつくとほなみは、渾身の力で綾波の頬を打っていた。
綾波は避けなかった。
しゃくりあげるほなみの身体を起こし、背中をそっと叩いた。
「……よく殴られるな……俺は」
「……殴られる……ような事をする……綾波さんがいけないんです!……ひっ……」
「……だよな」
綾波は苦笑した。
その笑顔にまた、ほなみの胸がざわめき、疼く。

