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Love adventure
第61章 ミュージックスタイル

ほなみ達がテレビ局入りしたのは、既に収録が始まっている時間だった。
朝から晩まで、都内各所で着ぐるみでキャンペーンに奔走し、ダッシュでスタジオに向かったのだ。
なんと「はまじろう様」「はま子様」と、ひとりずつ楽屋が用意されていて、ほなみは驚愕する。
「ギり間に合ったな……さて、衣裳替えだ」
綾波は、腕時計を見てひと息ついた。
「じゃあ、また後で~」
浜田はふたりに手を振り、自分の楽屋へ入った。
「衣裳替え?」
既にはま子の扮装をしているのに、まだ着替えるのだろうか。
綾波は、戸惑うほなみにキラキラ光る布を渡した。
もう嫌な予感しかしない。
「はま子のスペシャルバージョンスーツだ。
さっさと着替えて化粧を直してこい」
「スペシャル……てあの、私、本当にテレビに出るんですか?」
「最初からそういう事だったろう。まあ、ちょっと当初の予定とは違うが」
「……」
「さっさと行ってこい。祐樹に早く会いたいだろう?」
綾波に楽屋に押し込まれて、ほなみは鏡の前ではま子スーツを脱ぐ。
朝から晩まで、都内各所で着ぐるみでキャンペーンに奔走し、ダッシュでスタジオに向かったのだ。
なんと「はまじろう様」「はま子様」と、ひとりずつ楽屋が用意されていて、ほなみは驚愕する。
「ギり間に合ったな……さて、衣裳替えだ」
綾波は、腕時計を見てひと息ついた。
「じゃあ、また後で~」
浜田はふたりに手を振り、自分の楽屋へ入った。
「衣裳替え?」
既にはま子の扮装をしているのに、まだ着替えるのだろうか。
綾波は、戸惑うほなみにキラキラ光る布を渡した。
もう嫌な予感しかしない。
「はま子のスペシャルバージョンスーツだ。
さっさと着替えて化粧を直してこい」
「スペシャル……てあの、私、本当にテレビに出るんですか?」
「最初からそういう事だったろう。まあ、ちょっと当初の予定とは違うが」
「……」
「さっさと行ってこい。祐樹に早く会いたいだろう?」
綾波に楽屋に押し込まれて、ほなみは鏡の前ではま子スーツを脱ぐ。

