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Love adventure
第61章 ミュージックスタイル
  ほなみの頬が紅くなっているのが鏡に映っている。
 綾波は、また溜め息を吐きボタンを嵌め始めた。

「全く……何かの拷問みたいだな」
「……?」
「服くらい自分でちゃんと着れるようになれ。お前は子供かっ」

 ボタンを嵌め終えた綾波は、ほなみの頬を引っ張る。

「イタタタ……す、すいません」

 綾波の表情がふっと優しく甘くなる。
 ほなみは後ろから抱き締められた。

「あああ綾波さんっ」
「……名字呼びは堅いな。剛でいいぞ」
「っ!……て……無理です無理です無理です」

 動揺して叫ぶと、くるりと前を向けさせられ、見つめあう格好になり、綾波は小さく笑った。
 ドキドキしてほなみが目を逸らすと、彼が顎を掴む。


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