この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第61章 ミュージックスタイル

「本番が終わったら……本格的に口説いてやろうか?」
壁に押し付けられ妖しい目で見つめられ、ほなみは首を振る。
「だっ……だって今日は色々と……だからっ……」
綾波は、頭を軽く小突く。
「本気になったら、こんなモノじゃ済まないぞ」
ドクン、とほなみの心臓が限界まで跳ねた瞬間、
「じゃじゃじゃーん!」
と叫びながら浜田が楽屋から飛び出して来て、ほなみは慌てて綾波から離れた。
浜田も、ほなみに負けず劣らずのキラキラした衣裳だった。
頭の金色のハットには、やはり尻尾が付いている。そして何故か二股に分かれてい
た。
「ふっふっふ……はまじろうを考案して五年……ようやく日の目を見る事になったよ~!
ほなみちゃん、頑張ろうね!」
浜田はウキウキと跳び跳ねている。
「……あくまでクレッシェンドを引き立てる演出ですからね?……頼みますよ」
綾波は、釘を刺す様に冷静に言ったが、浜田のテンションはヒートアップが止まらないようだ。
「うんうん!勿論!クレッシェの復活を華々しく応援させてもらうよ!
さあ――暴れるぞ――フォーっ!」
「はまじろう&はま子さん!出番間近です!スタジオへお越しください!」
スタッフが走って呼びに来た。
「は、はい!」
三人はスタジオに小走りして向かった。
壁に押し付けられ妖しい目で見つめられ、ほなみは首を振る。
「だっ……だって今日は色々と……だからっ……」
綾波は、頭を軽く小突く。
「本気になったら、こんなモノじゃ済まないぞ」
ドクン、とほなみの心臓が限界まで跳ねた瞬間、
「じゃじゃじゃーん!」
と叫びながら浜田が楽屋から飛び出して来て、ほなみは慌てて綾波から離れた。
浜田も、ほなみに負けず劣らずのキラキラした衣裳だった。
頭の金色のハットには、やはり尻尾が付いている。そして何故か二股に分かれてい
た。
「ふっふっふ……はまじろうを考案して五年……ようやく日の目を見る事になったよ~!
ほなみちゃん、頑張ろうね!」
浜田はウキウキと跳び跳ねている。
「……あくまでクレッシェンドを引き立てる演出ですからね?……頼みますよ」
綾波は、釘を刺す様に冷静に言ったが、浜田のテンションはヒートアップが止まらないようだ。
「うんうん!勿論!クレッシェの復活を華々しく応援させてもらうよ!
さあ――暴れるぞ――フォーっ!」
「はまじろう&はま子さん!出番間近です!スタジオへお越しください!」
スタッフが走って呼びに来た。
「は、はい!」
三人はスタジオに小走りして向かった。

