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Love adventure
第61章 ミュージックスタイル

スタッフに誘導され、スタジオの重いドアを開けると、テレビでしか見た事の無いミュージックスタイルの世界があった。
そうそうたるミュージシャン達の顔ぶれの中で、ほなみはすぐに西本祐樹の姿を見つける。
まる二日近く振りに彼を見て、一気に心が踊った。
彼は何が可笑しいのか、少し俯いてくつくつ笑っている。
隣りの三広と何か言葉を交わすと、溜め息をふうと吐き、真剣な目に戻り、そして魅惑的に微笑んだ。
それを見たほなみの全身が総毛立つ。
まるで、初めてテレビで彼を見た時の様な感覚だった。
(……私はやっぱり、西君にどうしようも無く奪われている。
理屈なんか飛び越えて、無条件に彼に囚われてしまっている……
西君が好き――)
そうそうたるミュージシャン達の顔ぶれの中で、ほなみはすぐに西本祐樹の姿を見つける。
まる二日近く振りに彼を見て、一気に心が踊った。
彼は何が可笑しいのか、少し俯いてくつくつ笑っている。
隣りの三広と何か言葉を交わすと、溜め息をふうと吐き、真剣な目に戻り、そして魅惑的に微笑んだ。
それを見たほなみの全身が総毛立つ。
まるで、初めてテレビで彼を見た時の様な感覚だった。
(……私はやっぱり、西君にどうしようも無く奪われている。
理屈なんか飛び越えて、無条件に彼に囚われてしまっている……
西君が好き――)

