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Love adventure
第62章 熱愛宣言・略奪宣言
 ほなみは、胸の焼け付くような痛みとときめきを感じながら、歌う西本を見つめて手を叩いた。
 西本は、ほなみを想いながら歌う。

『AH 僕は いつからこうして歌っていたんだろう?
 やんちゃな形をした 音符をずっと 追いかけて来た
 AH 君は いつ この世の愛を知ったんだろう?
 身勝手に 恋をして
 傷ついて シーツに包まり隠れていたんだね
 たった一つの愛しい気持ち 
 手放すなんて出来ないよ
 君も同じだろう?』





 はまじろうの出番は間奏からの大サビ、そして曲の最後までだ。
 ほなみを乗せたゴンドラがゆっくりと上昇していく。
 スポットライトを浴びてはまじろうが華麗にターンをしながらメンバーの前へ踊り出た。

「おおっ」
「なんだありゃ!?」

 皆どよめくが、そのハイテンション且つ熱いパフォーマンスは観る者の胸を打つ何かがあった。
 クレッシェンドのドラマチックな演奏と相まって、最高のエンターテイメントが今生まれていた。

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