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Love adventure
第63章 Can't stop

「何処へ向かいますか?」
運転手が訊ねるが、綾波は無言で外を睨む。
「――?」
ほなみが視線を向けると、彼が手をギュッと握って来て、緊張とドキドキでまた身体中が熱くなる。
「どうするか……な。俺のマンションかそれとも……
このまま何処かに拐って行こうか?」
指で頬を弄ばれ、妖しく甘い声で誘惑するように囁かれる。
ほなみが困惑していると、彼はフッと笑って指を離した。
「冗談だ」
「……」
「祐樹のマンションは中野のオッサンにバレてるらしいからな……
当分は近付かない方がいいかも知れん」
綾波は考えをめぐらせる。
(――自分のマンションだと、三広が出入りする。……それはまずいな)
綾波は、ほなみの手を握る力をギュッと込め、運転手に指示した。
「――例の所へ行ってくれ」
運転手が訊ねるが、綾波は無言で外を睨む。
「――?」
ほなみが視線を向けると、彼が手をギュッと握って来て、緊張とドキドキでまた身体中が熱くなる。
「どうするか……な。俺のマンションかそれとも……
このまま何処かに拐って行こうか?」
指で頬を弄ばれ、妖しく甘い声で誘惑するように囁かれる。
ほなみが困惑していると、彼はフッと笑って指を離した。
「冗談だ」
「……」
「祐樹のマンションは中野のオッサンにバレてるらしいからな……
当分は近付かない方がいいかも知れん」
綾波は考えをめぐらせる。
(――自分のマンションだと、三広が出入りする。……それはまずいな)
綾波は、ほなみの手を握る力をギュッと込め、運転手に指示した。
「――例の所へ行ってくれ」

