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Love adventure
第63章 Can't stop

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綾波は途中でコンビニやブティックやらに寄り、何かを買い込んでいたようだが、ほなみはいつの間にか微睡んで眠ってしまっていた。
車の振動が心地好かった。
ずっと綾波の鼓動を耳に感じていたような気がする。
目が覚めた時、見たことの無い天井が視界に入った。
――身体が怠い。
一日踊りまくったからだろうか。
身を起こそうとするが、思うように力が入らなかった。
辺りを見回すと、前に訪れた綾波の部屋とは違うように見える。
壁に写真が飾ってあったり、観葉植物が片隅に置いてあったりして、生活感のないあの部屋とは大違いだった。
ほなみは壁の写真を見て思わず呟いた。
「……これは……西君……と綾波……さん?」
遊園地で撮ったものだろうか。
メリーゴーランドに一緒に乗る小さな西本と、中学生くらいの綾波。
天真爛漫な笑顔の西本の隣の綾波の表情は、何処か悲しげに見えた。
綾波は途中でコンビニやブティックやらに寄り、何かを買い込んでいたようだが、ほなみはいつの間にか微睡んで眠ってしまっていた。
車の振動が心地好かった。
ずっと綾波の鼓動を耳に感じていたような気がする。
目が覚めた時、見たことの無い天井が視界に入った。
――身体が怠い。
一日踊りまくったからだろうか。
身を起こそうとするが、思うように力が入らなかった。
辺りを見回すと、前に訪れた綾波の部屋とは違うように見える。
壁に写真が飾ってあったり、観葉植物が片隅に置いてあったりして、生活感のないあの部屋とは大違いだった。
ほなみは壁の写真を見て思わず呟いた。
「……これは……西君……と綾波……さん?」
遊園地で撮ったものだろうか。
メリーゴーランドに一緒に乗る小さな西本と、中学生くらいの綾波。
天真爛漫な笑顔の西本の隣の綾波の表情は、何処か悲しげに見えた。

