この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第64章 夜明けの空は切ない色

(いけない……また、おかしな気持ちになってしまう)
何故あんなに泣いてしまったのだろうか……と思う。
西君が好きで、綾波の気持ちは受け入れられないのだからキッパリと撥ね付ければそれで良かったのに。
それが出来ずに居たのは、やはり西君に似ているから……
(――本当にそれだけ?)
胸の奥がズクリと痛む。
綾波の影のひそむ眼差しで見つめられると、気持ちが乱される。
怖いような、引き摺られるような――
恋しいのは西君だけれど、その気持ちとはまた違う何か――
何故あんなに泣いてしまったのだろうか……と思う。
西君が好きで、綾波の気持ちは受け入れられないのだからキッパリと撥ね付ければそれで良かったのに。
それが出来ずに居たのは、やはり西君に似ているから……
(――本当にそれだけ?)
胸の奥がズクリと痛む。
綾波の影のひそむ眼差しで見つめられると、気持ちが乱される。
怖いような、引き摺られるような――
恋しいのは西君だけれど、その気持ちとはまた違う何か――

