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Love adventure
第9章 雷鳴と

 ほなみは、その目を見返すのが怖くて
「もう大丈夫だね」と言うと彼から離れ、コンロの火を止めた。

 西本は部屋の中を珍しげに見回していたが、「おおっ」と声を上げる。

「スゲーな!ピアノがある!」
「……うん。電子ピアノだけどね」

 西本はピアノの前に座ると、優しい調べを奏で始めた。
 ほなみは引き寄せられるように側まで行き、繊細な指から生み出されるメロディーに浸り目を閉じた。

「ほなみも弾いてよ」

 彼は弾くのを止めて、上目遣いで彼女を見た。

「……プロの前で弾くなんて緊張しちゃうよ……」
「ふたりっきりなんだから平気だって」

 彼は立ち上がり、ほなみを座らせる。
 椅子の背を持ったまま後ろに立ち、「……何か弾いてみて」と囁き、ほなみは緊張して指が強張る。




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