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Love adventure
第70章 エンゲージ

「開け――っ!」
西本は楽しそうにドアをバーンと開けると、ほなみを抱いたままで部屋の中でクルクル回った。
「……ちょっと西君たら……っ目が……」
「ハハハハ――!」
「きゃ――!」
ふたりはそのままベッドへ倒れ込んだ。
彼は平衡感覚が乱され、目眩で動けずに目を白黒させている。
「――ぷっ」
ほなみが吹き出すと、彼も笑い出した。
ひとしきり笑うと、彼は長い指でほなみの手首のバックルに触れる。
「綾波のおかげで……ほなみが帰ってこれたんだよな……
でも……っ」
彼は唇を噛むと、拗ねた様に言う。
「面白くない」
「――西君?」
頬を膨らまし、子供の様な仕草をしたのは一瞬で、ほなみを見つめたその表情は餓えた獣その物だった。
ドキリとしてベッドの上を後ずさるが、彼も手を突いたまま近付いてくる。
西本は楽しそうにドアをバーンと開けると、ほなみを抱いたままで部屋の中でクルクル回った。
「……ちょっと西君たら……っ目が……」
「ハハハハ――!」
「きゃ――!」
ふたりはそのままベッドへ倒れ込んだ。
彼は平衡感覚が乱され、目眩で動けずに目を白黒させている。
「――ぷっ」
ほなみが吹き出すと、彼も笑い出した。
ひとしきり笑うと、彼は長い指でほなみの手首のバックルに触れる。
「綾波のおかげで……ほなみが帰ってこれたんだよな……
でも……っ」
彼は唇を噛むと、拗ねた様に言う。
「面白くない」
「――西君?」
頬を膨らまし、子供の様な仕草をしたのは一瞬で、ほなみを見つめたその表情は餓えた獣その物だった。
ドキリとしてベッドの上を後ずさるが、彼も手を突いたまま近付いてくる。

