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Love adventure
第73章 邂逅

ほなみは、西本に笑顔でうなずくが、思わず深い溜め息を吐いてしまう。
自業自得とはいえ、いわば針のむしろに飛び込みにいくのだから、憂鬱にもなる。
「始まる前から暗い顔をするなよ」
綾波の口調が優しい。
「はい……」
「何だその情けない面は。いつもみたいに笑え」
「いつもみたいって……」
「綾波!お前、鏡でほなみをチラチラ見てんじゃねえよ!」
西本が独占欲丸出しでほなみを抱き締め、綾波に噛み付くように言った。
「ケチケチすんな。見る位いいだろうが」
「なんか、嫌なんだよ!」
「減るもんじゃないだろうが」
「減るわ――!」
ほなみは、ふたりのやり取りに吹き出してしまった。
「ふふっ……仲良しなのか悪いのか、わからないね?」
「仲良し違う――!」
西本がムキになる。
自業自得とはいえ、いわば針のむしろに飛び込みにいくのだから、憂鬱にもなる。
「始まる前から暗い顔をするなよ」
綾波の口調が優しい。
「はい……」
「何だその情けない面は。いつもみたいに笑え」
「いつもみたいって……」
「綾波!お前、鏡でほなみをチラチラ見てんじゃねえよ!」
西本が独占欲丸出しでほなみを抱き締め、綾波に噛み付くように言った。
「ケチケチすんな。見る位いいだろうが」
「なんか、嫌なんだよ!」
「減るもんじゃないだろうが」
「減るわ――!」
ほなみは、ふたりのやり取りに吹き出してしまった。
「ふふっ……仲良しなのか悪いのか、わからないね?」
「仲良し違う――!」
西本がムキになる。

