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Love adventure
第75章 告白

彼女の滑らかな肌、子供の頃と変わらぬ澄んだ瞳に、みずみずしい花弁を思わせる唇。
そのひとつひとつを焼き付けるかのように、智也は優しく指で撫でた。
ほなみは智也をじっと見つめ、されるままにしていた。
「この間は……乱暴にして悪かった」
壊れ物を扱う様に、彼はそっとほなみの髪を手に取った。
ほなみは首を振る。
「私も……大嫌いとか言って……ごめんなさい」
「――なら、愛してるか?」
智也が笑って冗談めかして言うと、ほなみはくしゃりと顔を歪ませる。
それを見て、智也はほなみの背中に触れて抱き寄せた。
「なんてな……わかってるよ……」
智也からは上品な石鹸の香りがする。
ほなみの鼻の奥がつんとして、流れる涙でシャツを濡らした。
「ごめんなさ……ごめんなさい智也……っ」
「……ほなみ」
抱き締める腕に力が込められる。

