この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第75章 告白

「どんな罰でも……受ける……からっ……」
ほなみは震え、涙を更に溢れさせる。
彼女の唇を、智也の形の良い指が軽く塞いだ。
「……罰?」
「私は……智也の……お父様やお母様にも……申し訳ない事を……っ」
「両親の事は関係ない」
「だって……だって」
「もうそれは言うな」
智也に再び強く抱きしめられ、ほなみは胸の中から彼を見上げるが、涙でぼやける。
彼女の長い髪を掻き抱き、唇をそっとあてると、智也の胸にいとおしさが込み上げて来た。
切ない溜め息が零れたが、その思いを押し込め、そっと腕を離しほなみを解放した。
まだしゃくりあげているほなみから顔を逸らし中庭に向き直る。
「両親は、女の子が欲しかったんだ……
ほなみが家に来てくれて、嬉しかったと言っている……」
「……っ」
「俺もほなみと暮らせて……結婚してからはあまり一緒に居れなかったけど……
少しの間だけでも、妻で居てくれて……幸せだったよ」
「智也っ……なんで……」
彼の淡々とした、それでいて優しい声と言葉は、ほなみの胸の奥を深く抉る。
――責めて、怒ってくれた方が、まだ良いのかもしれない。
私は、どんな仕打ちを受けても仕方がないのに――
ほなみは震え、涙を更に溢れさせる。
彼女の唇を、智也の形の良い指が軽く塞いだ。
「……罰?」
「私は……智也の……お父様やお母様にも……申し訳ない事を……っ」
「両親の事は関係ない」
「だって……だって」
「もうそれは言うな」
智也に再び強く抱きしめられ、ほなみは胸の中から彼を見上げるが、涙でぼやける。
彼女の長い髪を掻き抱き、唇をそっとあてると、智也の胸にいとおしさが込み上げて来た。
切ない溜め息が零れたが、その思いを押し込め、そっと腕を離しほなみを解放した。
まだしゃくりあげているほなみから顔を逸らし中庭に向き直る。
「両親は、女の子が欲しかったんだ……
ほなみが家に来てくれて、嬉しかったと言っている……」
「……っ」
「俺もほなみと暮らせて……結婚してからはあまり一緒に居れなかったけど……
少しの間だけでも、妻で居てくれて……幸せだったよ」
「智也っ……なんで……」
彼の淡々とした、それでいて優しい声と言葉は、ほなみの胸の奥を深く抉る。
――責めて、怒ってくれた方が、まだ良いのかもしれない。
私は、どんな仕打ちを受けても仕方がないのに――

