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Love adventure
第75章 告白

「そして、ろくに寝ないまま遠方まで車を運転して事故を起こしたんだ……居眠り運転だったろ?
……あれは俺のせいだ」
「――そんな…っ」
「俺の両親は帰ってからすぐに眠ったから、そんな事があったのは知らない……
俺は、両親にも警察にもこの事を黙っていた……」
「うそ…ウソでしょ?」
ほなみは、スカートの布を震える指でギュッと握る。
いっぺんに色んな事を聞かされて、頭が付いていかない。
「……中野が……」
「え……?」
「中野は、俺がほなみを小さな頃から想って、悩んでいるのを知っていた。
ある日、俺に
『良いものをあげる』とクスリをよこしたんだ」
「薬……?」
「睡眠薬だったよ。
中野自身が精神的に不安定になると使っていたらしい……
彼は、悪魔の囁きみたいに、俺にこう言ったよ」
『眠れない時は使ってみなさい。
あるいは、眠らせたい人間がいるなら……
そういう使い方もありますよ』
ほなみの顔が青くなる。
「――智也…まさか」
……あれは俺のせいだ」
「――そんな…っ」
「俺の両親は帰ってからすぐに眠ったから、そんな事があったのは知らない……
俺は、両親にも警察にもこの事を黙っていた……」
「うそ…ウソでしょ?」
ほなみは、スカートの布を震える指でギュッと握る。
いっぺんに色んな事を聞かされて、頭が付いていかない。
「……中野が……」
「え……?」
「中野は、俺がほなみを小さな頃から想って、悩んでいるのを知っていた。
ある日、俺に
『良いものをあげる』とクスリをよこしたんだ」
「薬……?」
「睡眠薬だったよ。
中野自身が精神的に不安定になると使っていたらしい……
彼は、悪魔の囁きみたいに、俺にこう言ったよ」
『眠れない時は使ってみなさい。
あるいは、眠らせたい人間がいるなら……
そういう使い方もありますよ』
ほなみの顔が青くなる。
「――智也…まさか」

