この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第80章 甘い家路
「そりゃあ……稲川さんのことは、ずっと大好きだったし……
これからもそれは変わらない。
でも私はいいの。たくさん素敵な物をもらったから。
もらってばかりじゃなくて、これからは自分が何かを生み出していきたいーーて思ったの」
瞳を潤ませるほなみに、あぐりは照れた様に舌を出す。
「な――んて、カッコつけた言い方しちゃったけど要するに、自分で生活出来るようにならないとね!
まずはそれからよ」
「……あぐり、実家には戻らないの?」
「うちは家族関係が希薄だからさ。
離婚する話したら心配とかじゃなくて、すごく迷惑そうにされただけだったわよ……
まあ、わかってた事だけどね」
「――そんな……」
「心配しなくても大丈夫よ……実はね……」
あぐりはそっと耳打ちしてきた。
これからもそれは変わらない。
でも私はいいの。たくさん素敵な物をもらったから。
もらってばかりじゃなくて、これからは自分が何かを生み出していきたいーーて思ったの」
瞳を潤ませるほなみに、あぐりは照れた様に舌を出す。
「な――んて、カッコつけた言い方しちゃったけど要するに、自分で生活出来るようにならないとね!
まずはそれからよ」
「……あぐり、実家には戻らないの?」
「うちは家族関係が希薄だからさ。
離婚する話したら心配とかじゃなくて、すごく迷惑そうにされただけだったわよ……
まあ、わかってた事だけどね」
「――そんな……」
「心配しなくても大丈夫よ……実はね……」
あぐりはそっと耳打ちしてきた。