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Love adventure
第80章 甘い家路
「えっえええ――!
プロデューサーの志村さんと一緒に住んでるっ!?」
「声が大きい!」
手で口を塞がれたままで見つめると、あぐりは悪戯っぽく笑った。
「打ち合わせの時に名刺貰ってたのよ。
ダメもとで志村さんの事務所を訪ねてみたら
『助手が欲しかった所だからちょうどいいわ~☆住むところが無いなら私の所にいなさい☆なんなら、いつまでもいてもいいのよ~』
て……」
「つ、つまり!
じっ!じむらざんと一緒にずんでどぅの!?
大丈夫なのっ!」
塞がれたままウンウン唸るように声を出すほなみを、あぐりはクスクス笑う。
「心配ないわよ。あの人真性のゲイだから、何にも起こらないわよ。
私も落ち着いたら自分で住むところを借りるつもり」
「むむ……」
ほなみは目を白黒して相槌をうった。
「野村君には――まだ内緒にしておいてね?
いずれ、会うことになると思うけど……
今はまだ、ね」
あぐりはそう言って、これから仕事があると病室を出ていった。
プロデューサーの志村さんと一緒に住んでるっ!?」
「声が大きい!」
手で口を塞がれたままで見つめると、あぐりは悪戯っぽく笑った。
「打ち合わせの時に名刺貰ってたのよ。
ダメもとで志村さんの事務所を訪ねてみたら
『助手が欲しかった所だからちょうどいいわ~☆住むところが無いなら私の所にいなさい☆なんなら、いつまでもいてもいいのよ~』
て……」
「つ、つまり!
じっ!じむらざんと一緒にずんでどぅの!?
大丈夫なのっ!」
塞がれたままウンウン唸るように声を出すほなみを、あぐりはクスクス笑う。
「心配ないわよ。あの人真性のゲイだから、何にも起こらないわよ。
私も落ち着いたら自分で住むところを借りるつもり」
「むむ……」
ほなみは目を白黒して相槌をうった。
「野村君には――まだ内緒にしておいてね?
いずれ、会うことになると思うけど……
今はまだ、ね」
あぐりはそう言って、これから仕事があると病室を出ていった。