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Love adventure
第81章 happy birthday
「私、西君の誕生日、まだ祝えてない!」
ほなみが悲壮な顔で叫ぶと、彼は大笑いする。
「ハハハ!何かと思えば……皆でお祝いしたじゃん」
あの前祝いのパーティの後、ふたりでお祝いするつもりでいたのだが、怒濤のような日々が続いてすっかり忘れてしまっていて、既に三週間過ぎている。
「うう……ゴメンなさい」
西本はほなみの額にキスして笑った。
「いいんだよ……これから毎年一緒にお祝いできるんだから」
(……毎年一緒に)
ほなみの心が甘く幸せに踊る。
「あれっ……そういえば、ほなみの誕生日、俺知らないよ?」
ほなみは下を向いた。
「えっと……実は……今日……」
「――な――に――!?」
西本が叫ぶと、ほなみは思わず目を瞑った。
「ゴメンなさい!何となく言いそびれて……
だって……最初は西君の誕生日までに西君を立ち直らせて……
そしたら私はもうさよならする約束になってたし……っ」
目の奥が熱くなり、涙が溢れ出した。
「誕生日の後も一緒に居れるなんて思ってなかったから……っ」
彼は、しゃくり上げるほなみの顎を掴み、キスした。
唇を離して、目と目を合わせて囁く。
「おめでとう……ほなみ……」
再び唇が重ねられた。
ほなみが悲壮な顔で叫ぶと、彼は大笑いする。
「ハハハ!何かと思えば……皆でお祝いしたじゃん」
あの前祝いのパーティの後、ふたりでお祝いするつもりでいたのだが、怒濤のような日々が続いてすっかり忘れてしまっていて、既に三週間過ぎている。
「うう……ゴメンなさい」
西本はほなみの額にキスして笑った。
「いいんだよ……これから毎年一緒にお祝いできるんだから」
(……毎年一緒に)
ほなみの心が甘く幸せに踊る。
「あれっ……そういえば、ほなみの誕生日、俺知らないよ?」
ほなみは下を向いた。
「えっと……実は……今日……」
「――な――に――!?」
西本が叫ぶと、ほなみは思わず目を瞑った。
「ゴメンなさい!何となく言いそびれて……
だって……最初は西君の誕生日までに西君を立ち直らせて……
そしたら私はもうさよならする約束になってたし……っ」
目の奥が熱くなり、涙が溢れ出した。
「誕生日の後も一緒に居れるなんて思ってなかったから……っ」
彼は、しゃくり上げるほなみの顎を掴み、キスした。
唇を離して、目と目を合わせて囁く。
「おめでとう……ほなみ……」
再び唇が重ねられた。