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Love adventure
第82章 BIG EGG
「ち、ちょっとあんた達!いつもそんな風にいちゃこらしてるの?
綾波!いい加減に諦めなさいよね!
ほなみ!あんたもあんたよ!
こんな光景を西君が見たら、ドーム百個分のヤキモチで世界が埋め尽くされちゃうわよっ!」
あぐりの剣幕に、ほなみはキョトンとした。
「上手く着れなくて……手伝って貰ってただけだよ?」
綾波は妖しく笑う。
「そんなに俺たちが絵になるカップルに見えたか?」
「もうっ!あんた、いつか西君に殺されて海に沈められるからねっ!
て、なんでウエディングドレス――?
キレーイ!素敵よ――!」
あぐりはほなみに駆け寄り、手を握りはしゃいだ。
「ありがとう……あぐり」
綾波は咳払いした。
「まあ、これはいわゆる一つのサプライズだ」
「サプライズ?」
「祐樹に驚かされてばかりだから、倍返してやりたい、ていう事だったよな?」
綾波は、同意を求めるかのようにほなみを見るが、ほなみは首を振る。
「い、いえ、私はなにも……」
「祐樹が式を挙げたがってるんだが、ほなみが智也に遠慮してるせいか、
『式はやらなくてもいい』て言い張ってな。
智也は
『気にするな、盛大なハデ婚をするなら岸コーポレーション傘下のブライダル会社を紹介するから好きにやればいい』
と言ってるんだが……」
あぐりはうんうんと頷いて感心する。
「へえ――智也も変わったもんねえ……
そう言ってるなら、いいじゃない。
……まあ、女は離婚した後、再婚禁止期間ってのがあるから形だけにはなるけど……でもねえ?
やっぱり、今、ほなみのドレス姿を西君は見たいんじゃない?」
ほなみは沈んだ表情をして俯いた。
「その事で喧嘩して……二週間口をきいてないの……」
その瞳から涙が零れそうになっている。
「え――!西君、意外と根に持つというか……
粘着?……てか、そんな要らん事で悩むなんて!胎教に悪いわよ!?」
あぐりは鼻息荒く怒った。
綾波!いい加減に諦めなさいよね!
ほなみ!あんたもあんたよ!
こんな光景を西君が見たら、ドーム百個分のヤキモチで世界が埋め尽くされちゃうわよっ!」
あぐりの剣幕に、ほなみはキョトンとした。
「上手く着れなくて……手伝って貰ってただけだよ?」
綾波は妖しく笑う。
「そんなに俺たちが絵になるカップルに見えたか?」
「もうっ!あんた、いつか西君に殺されて海に沈められるからねっ!
て、なんでウエディングドレス――?
キレーイ!素敵よ――!」
あぐりはほなみに駆け寄り、手を握りはしゃいだ。
「ありがとう……あぐり」
綾波は咳払いした。
「まあ、これはいわゆる一つのサプライズだ」
「サプライズ?」
「祐樹に驚かされてばかりだから、倍返してやりたい、ていう事だったよな?」
綾波は、同意を求めるかのようにほなみを見るが、ほなみは首を振る。
「い、いえ、私はなにも……」
「祐樹が式を挙げたがってるんだが、ほなみが智也に遠慮してるせいか、
『式はやらなくてもいい』て言い張ってな。
智也は
『気にするな、盛大なハデ婚をするなら岸コーポレーション傘下のブライダル会社を紹介するから好きにやればいい』
と言ってるんだが……」
あぐりはうんうんと頷いて感心する。
「へえ――智也も変わったもんねえ……
そう言ってるなら、いいじゃない。
……まあ、女は離婚した後、再婚禁止期間ってのがあるから形だけにはなるけど……でもねえ?
やっぱり、今、ほなみのドレス姿を西君は見たいんじゃない?」
ほなみは沈んだ表情をして俯いた。
「その事で喧嘩して……二週間口をきいてないの……」
その瞳から涙が零れそうになっている。
「え――!西君、意外と根に持つというか……
粘着?……てか、そんな要らん事で悩むなんて!胎教に悪いわよ!?」
あぐりは鼻息荒く怒った。