この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第83章 Love adventure
ゴンドラはスポットライトに照らされ、ゆっくりと会場を一周しながらステージに向かう。
会場じゅうのどよめきと、五万人の視線が痛い位に突き刺さるが、それよりもほなみが目が離せないのは、ステージのピアノの前に佇む愛しい恋人だった――
「ほな……み!?」
茫然とゴンドラを見つめる西本は、ステージ袖から再び現れたはまじろうにドーンと体当たりされて一瞬よろめく。
「は、浜田さん」
「何を情けない顔をしてるの西君!
あなたの花嫁だよ!迎えに行きなさい!」
「そうだそうだ!」
「祐樹!今から結婚式だぞ――!」
浜田とメンバーに追いたてられ、たじろいでいると、ステージの左側にいつの間にかもう一つの白い花で飾られたゴンドラが用意されていた。
「ほらっ!早く乗るんだよ!」
はまじろうに押し出され、西本はほなみを見つめながら乗り込んだ。
会場から歓声が起こる。
『いいぞ――!』
『西くん――!おめでとう!』
『はま子――!幸せになれよ――!』
会場じゅうのどよめきと、五万人の視線が痛い位に突き刺さるが、それよりもほなみが目が離せないのは、ステージのピアノの前に佇む愛しい恋人だった――
「ほな……み!?」
茫然とゴンドラを見つめる西本は、ステージ袖から再び現れたはまじろうにドーンと体当たりされて一瞬よろめく。
「は、浜田さん」
「何を情けない顔をしてるの西君!
あなたの花嫁だよ!迎えに行きなさい!」
「そうだそうだ!」
「祐樹!今から結婚式だぞ――!」
浜田とメンバーに追いたてられ、たじろいでいると、ステージの左側にいつの間にかもう一つの白い花で飾られたゴンドラが用意されていた。
「ほらっ!早く乗るんだよ!」
はまじろうに押し出され、西本はほなみを見つめながら乗り込んだ。
会場から歓声が起こる。
『いいぞ――!』
『西くん――!おめでとう!』
『はま子――!幸せになれよ――!』