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Love adventure
第2章 記念日。
せきが止まり、紅茶のカップをあぐりに差し出し自分も飲もうと口元にカップを持っていくが、智也の事を聞かれ、ほなみは動きを止めた。
「どうしたの?」
あぐりがけげんな顔をする。
カップを持つほなみの手が小刻みに震え出した。
頭の奥の何かがぐしゃっとつぶれたように痛み目をつむると、熱い涙が手に零れる。
「ほなみっ!?」
あぐりは驚いて叫び、優しく包み込むようにほなみを抱き締め、背中をポンポンたたく。
「……よしよし。かわいそうにね……記念日なのに……メール位よこしてもいいのにね!」
「私……悲しい……のかな」
自分が涙を流しているのが信じられなくて、ほなみは自分に問うようにつぶやいた。
「どうしたの?」
あぐりがけげんな顔をする。
カップを持つほなみの手が小刻みに震え出した。
頭の奥の何かがぐしゃっとつぶれたように痛み目をつむると、熱い涙が手に零れる。
「ほなみっ!?」
あぐりは驚いて叫び、優しく包み込むようにほなみを抱き締め、背中をポンポンたたく。
「……よしよし。かわいそうにね……記念日なのに……メール位よこしてもいいのにね!」
「私……悲しい……のかな」
自分が涙を流しているのが信じられなくて、ほなみは自分に問うようにつぶやいた。