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幽霊は勃起する
第2章 幽霊は勃起する
 その時である。

「お、おかあさんたすけて・・・・!」


 ヤツがそのようなことを、消え入りそうな蚊の泣くような声で、突如喋ったのだ。


 私は驚いた。
 幽霊が喋るとは思いもしなかったのだ。
 
 引っ越し早々いきなり極太バイブでオナニーをはじめた地味な女を目の当たりにしてガタガタ震えつつ涙目になっているヤツに対し、私はチチとマンコを曝け出した状態のまま、というか股にバイブを突っ込んだままの状態で四つん這いになって物凄いスピードで近付いた。

 そして恐怖におののく処女のような瞳で私を見つめるヤツに壁ドンした上で、言ったのだ。



「おめぇ、勝手に見てんじゃねーよ」




 と。
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