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寝取られ彼女。
第3章 Akatsuka Yuito




性について興味を持ち始めるこの時期。

異性を意識し、体も男らしく、女らしく成長し始める時期。

俺は、欲情していた。

その女の子に。

今まで3回交際経験はあったが、体の関係を持ったこ事はなく、童貞だった俺。

その童貞を今日、なくす事になるなんて知る筈なかった。

やがてジュースとスナック菓子を持ち部屋に入ってきた和也。

何だか元気なさ気なのが気になったが、ゲームをしている内にいつの間にかいつもの和也に戻っていて。

俺達は笑いながら、ゲームを楽しんだ。

そして。

2人で次の日の課題をやってる時、ゲームをやってる時は忘れてた、隣の部屋の女の子を思い出し、和也に聞いてみる事にした。

「なぁ、和也」

「んー?」

お互い、ペンを走らせる手は止めない。

ちらりと和也を一瞥したのち、聞いてみた。

「俺さっきここ入る時さ、間違えて隣の部屋入っちまったんだよね。何か…女の子?いたけどさ…妹?熱あったみたいだけど大丈夫か?」

深い意味など全くない、風邪を引いてるのであろう女の子を気遣っての言葉。

俺の言葉に、和也が勢いよく顔を上げた。

「…?何だよ」

「…」

俺を驚いた表情で見つめる和也。

「会った…のか?」

「え?」

会ったって、どういう…

「何、何が言いたいの」

何かを言い渋ってる様子の和也。

何を言いたいのか分からないが、言いたい事があるならはっきり言ってほしい。

「…かず」

「唯斗」

俺の呼び掛けを遮って言った和也の表情は、真剣なもので。

俺も何となく姿勢が伸びた。

そこからとんでもない言葉が飛び出してこようとは。

「…な、唯斗…そいつ、俺の妹なんだけどさ。…頼む、妹とセックスしてやってくんねぇ?」

「…」

…ん?聞き間違いか?

は…?

…え?

何、セックスとか聞こえたけど。

「ええ?何?は?」

「セックス」

「いやいや、何言ってんの?」

まあ、理解出来る訳がなく。

そこから説明された、和也の妹…亜衣の特殊な体のしくみ。

セックスしないと病気が治らない?

放っておくと死んでしまう?

しかも…

中出ししないと意味がない?


 
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