この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
寝取られ彼女。
第3章 Akatsuka Yuito
性について興味を持ち始めるこの時期。
異性を意識し、体も男らしく、女らしく成長し始める時期。
俺は、欲情していた。
その女の子に。
今まで3回交際経験はあったが、体の関係を持ったこ事はなく、童貞だった俺。
その童貞を今日、なくす事になるなんて知る筈なかった。
やがてジュースとスナック菓子を持ち部屋に入ってきた和也。
何だか元気なさ気なのが気になったが、ゲームをしている内にいつの間にかいつもの和也に戻っていて。
俺達は笑いながら、ゲームを楽しんだ。
そして。
2人で次の日の課題をやってる時、ゲームをやってる時は忘れてた、隣の部屋の女の子を思い出し、和也に聞いてみる事にした。
「なぁ、和也」
「んー?」
お互い、ペンを走らせる手は止めない。
ちらりと和也を一瞥したのち、聞いてみた。
「俺さっきここ入る時さ、間違えて隣の部屋入っちまったんだよね。何か…女の子?いたけどさ…妹?熱あったみたいだけど大丈夫か?」
深い意味など全くない、風邪を引いてるのであろう女の子を気遣っての言葉。
俺の言葉に、和也が勢いよく顔を上げた。
「…?何だよ」
「…」
俺を驚いた表情で見つめる和也。
「会った…のか?」
「え?」
会ったって、どういう…
「何、何が言いたいの」
何かを言い渋ってる様子の和也。
何を言いたいのか分からないが、言いたい事があるならはっきり言ってほしい。
「…かず」
「唯斗」
俺の呼び掛けを遮って言った和也の表情は、真剣なもので。
俺も何となく姿勢が伸びた。
そこからとんでもない言葉が飛び出してこようとは。
「…な、唯斗…そいつ、俺の妹なんだけどさ。…頼む、妹とセックスしてやってくんねぇ?」
「…」
…ん?聞き間違いか?
は…?
…え?
何、セックスとか聞こえたけど。
「ええ?何?は?」
「セックス」
「いやいや、何言ってんの?」
まあ、理解出来る訳がなく。
そこから説明された、和也の妹…亜衣の特殊な体のしくみ。
セックスしないと病気が治らない?
放っておくと死んでしまう?
しかも…
中出ししないと意味がない?