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寝取られ彼女。
第3章 Akatsuka Yuito
「…いやいや。意味分かんねぇ。意味分かんねぇし…」
「頼む、…唯斗。あいつの彼氏、今遠征中で暫く帰って来ねぇんだよ」
「…いや尚更意味分かんねぇ!彼氏いんじゃん!」
「バレなきゃ大丈夫だから!」
「いやいやだめだろ!」
俺は初めては好きな女の子とって決めてんだよ!
つかそれ打ち明けて笑いすぎて涙出てたのお前だろ!
いや俺みたいに思うのが普通だろ!?
「…頼む」
「…」
頭を下げられ、冷静になってみる事にした。
「中出ししても妊娠する訳じゃねぇから」
あ…何だ。
「…多分」
…おい。
「…や、お前が抱いてやりゃいいじゃん。妊娠する訳じゃねぇんなら」
「何言ってんだよ近親相姦になるだろ!」
そこはしっかりすんの!?
「…はぁ、頭痛い」
頭を抱えて呟くと、またとんでもない事を言い出す和也。
「…あいつを抱かないと、あいつどんどん弱ってって…お前、人を殺した事になるぞ」
…おいおいそれは聞き捨てならねぇなぁ。
「なぁ…何でさ?俺お前とゲームしに来ただけなのに、意味分かんねぇ事言われて勝手に人殺しみたいな事言われなきゃなんねぇの」
「…っ、悪ぃ」
「もういい…帰るわ俺。勝手にしろよ、人殺しでも見殺しでも」
「っ、唯斗!」
ゲーム機を置いて立ち上がり、扉の方に歩いた…その時だった。
…ガチャ
扉がゆっくり開いて、荒い息遣いが聞こえて。
「お…にぃちゃ」
あの女の子が…姿を現した。
「ちょっ…亜衣!何やってんだ、寝てろよ!」
「だ…って。…っん、えっち…」
そう言って、不意に俺を見上げたその子。
ドクン、と心臓が跳ねた。
俺の中の何かが、亜衣に反応して…
「唯斗…なぁ、頼むよ…」
「…分かったよ」
無意識にそう応えていた。
「マジで!?よかったっ…亜衣、今からこいつが…」
「この子の部屋、借りるよ」
「おう!よかったな亜衣、熱下がるぞ〜」
和也の言葉を背に、扉を閉めた。
細くて柔らかい体を抱いて隣の部屋に入り、ベッドに座らせる。
荒い息を吐いて俺を見上げるその子の額に手を当てると、驚くほど熱かった。
「…ほんとに、セックスしたら治んの?」
にっこり笑顔でゆっくりと頷く。
俺のモノは既に、痛い位反り勃っていた。