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寝取られ彼女。
第5章 3P、4P
身体を重ねるだけの関係なんてもうまっぴらごめんだ。
友達作って恋をして、一緒に買い物してデートして、手を繋いで。
「好き」って言ったら、「俺も好き」って返してくれる
"身体"だけを見ない
そんな人と出会いたい。
そう願って、大学に進学した
親と、昂ちゃんだけに本当の進学先を告げて。
…なのにどうして。
「逃げられると思った?逃げられると思ってたことが心外だったけど…。亜衣は俺達から、離れられないんだよ」
どうして…。
絶望、した。
親にお金を借りて、いっぱい心配と迷惑をかけて、それでも笑って送り出してくれた。
「いってらっしゃい」
って…見送ってくれた。
昂ちゃんも
「近々食事連れてってやるよ」
そう言って頭を撫でて、キスしてくれた
あたしの新しい人生が始まる
そう思うほど、新しい人生を作る為に
これからの出会いに期待して
大学の門を…ついこの間くぐったばかりだったのに。
「俺は亜衣と離れたくなくて近くの大学に進学したし、唯斗なんて退学してまでこっちに戻ってきたし、竜也だってサッカー諦めて、すぐ近くの工場に就職したんだよ。なのに肝心の亜衣があんなに遠くの大学に行くなんて…許される事じゃないよ?亜衣」
ねぇ
「もう医学なんてどうでもいい。亜衣さえ傍にいてくれれば、他はどうだっていいんだよ。亜衣のご両親騙して、退学届出して貰ってきたから…亜衣は安心して、ここにずっといればいいんだよ」
…何を言ってるの?
「…嘘、だよね。嘘だって言ってください。あたし大学に行きたいんです、離してっ…」
「だから、行かなくていいって。そんなこと言いながら、俺達に抱かれたかったんだろ?素直になれよ。働いたお金、全部お前につぎ込むし…ほしいもの何でも買い与えてやるから。どうせ俺達、同じ名字になるんだからさ?」
ネエナニヲ、イッテルノ
「…あたしの意思は、無視…ですか」
「大丈夫、その内俺達なしじゃ生きていけなくしてやるから」
こんな…
こんなことって、ない
「ど…して、あたしの進学先…分かったの」