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寝取られ彼女。
第2章 Tsuda Hiroki
「亜衣…もっかい、しよ?」
「え、っ、…っ」
目を泳がせてると、にこにこ笑って押し倒してくる広樹先輩。
「あっ…待って広樹先輩、もう体が…っ」
「んー…?他の2人は知らないだろうけど、体が限界迎えてる亜衣ってね?物凄く締め付けるし色気増してエロくなるんだよ?」
「え…っ!?…、でも…」
「…ま、拒否されてもするけどね。体は正直だからねー…?」
「…っあっ…!んん…」
静かに挿入されたモノに、あたしの子宮がきゅうっとなる。
「っく…ほら、これ…。こんな可愛い亜衣、他の2人に絶対見せんなよ。俺だけの特権…」
「あっあっあっ激し…っあぁあ!やぁ…っん、ぁ…」
パンパンと音が響く位激しい律動に、耐えきれず再び洩らす甘い嬌声。
正常位で突かれてるあたしから見る広樹先輩の気持ちよさそうな顔は本当に理性を揺さぶって、このままずっと抱かれてたい…なんて思ってしまう。
相変わらずイくのが遅い広樹先輩が絶頂を迎える頃にはあたしの力はもう殆どなくなってて、ただ揺さぶられてるだけになった。
広樹先輩の気持ちよさそうな可愛い笑顔と、内部を埋め尽くした熱い液体を感じて…あたしの意識は途切れた。
広樹SIDE
「…っはぁ、」
欲望をたっぷり出し終え亜衣の体から抜けると、ぐったりとした表情で気を失っていた。
「ごちそうさま亜衣…大好き」
汗ばむ額にキスを落とし、髪を撫でる。
後処理を軽く行い、亜衣の体にバスローブを羽織らせた。
自分の隣に腕枕をして寝かせ、あどけない寝顔を暫く見つめる。
…このまま、どこか遠くへ連れ去ってしまおうか。
あの2人がいない所に…
俺と亜衣が初めて出会ったのは、約1年前…保健室で。
体育の授業で突き指した俺は、湿布を貰いに保健室へ向かった。
このとき突き指してなかったら。
保健室に行かなかったら。
確実に未来は違っていた。
保健室に入ると先生はいなくて。
替わりに女の子がソファーに座っていた。
熱があるのか、真っ赤な顔でぼんやりしてるその子。