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寝取られ彼女。
第6章 Seno Kouki




ああ、もう、

どうにでもなっちまえ…

「…俺が、どれだけ。お前を愛してると思ってんだ…」

大粒の涙を流す亜衣を優しく見つめて。

今まで懸命に押し殺してきた想いを打ち明けた。

「どうにか…してくれよ。どれだけ女を抱いても、寝ても起きても何をしている時でも、思い浮かぶのは亜衣のことばかりなんだ。好きで好きで、愛しくてたまらないんだよ」

「こんなに綺麗になって、…俺を惑わして。どれだけ夢中にさせれば気が済むんだ?もうすっかり溺れて、這い上がれねぇんだよ。どうにかしてくれ。愛してんだ…」

泣いて抱き着いてきた柔らかい身体を抱きとめて。

今までずっと胸に抱えてきた大きな靄が晴れていくのを感じた。

俺は…もう我慢しない

「昂ちゃんっ…」

愛しいこの子を今日から俺は、

「キスして…っ」

一生かけて守り抜くと誓う。

泣き顔すら愛しい

俺にしがみつく亜衣に

優しく唇を重ねた。







「昂ちゃ…ひゃっ」

ホテルなんかじゃだめだ、

初めては、俺の部屋で貰いたい。

車を飛ばして俺のマンションに戻り

亜衣の身体を抱き上げてエントランスへ向かう。

ちょうど1階に止まっていたエレベーターに乗り

亜衣の身体を壁に寄せて唇を重ねた。

舌を絡めて唾液を共有し、亜衣を高めていく

「ぁ…っ」

唾液を繋いで切れた唇を舐め、壁を伝って崩れ落ちかけた亜衣の身体を再び抱き上げる。

部屋まで歩きながらカードキーを口に挟み、センサーに翳して番号を打ち込む。

亜衣の身体を抱き直して扉を開け、真っ先に向かうはもちろん寝室。

ベッドに優しく下ろして寝かせ、その身体に覆い被さり唇を奪った。

「…っん、ぁあん…っ」

荒々しく口内を貪り、唾液を共有する。

唾液を伸ばして唇を離し、火照ってる亜衣の表情に欲情。

イイ顔。

…おいしそう。

ぺろりと唇を舐め、再び唇を近付けた。

触れるだけ、重ねるだけのキスを繰り返し、亜衣の唇を愛する。

上唇を軽く唇で挟んで離し、見つめ合い、亜衣が目を閉じると、深く唇を重ねて舌を絡めた。

お互いの両手の指を絡めて握って、水音を立てながらじっくり、亜衣の口内を堪能。

…あぁ。

頭の奥が痺れてくるこの感じ…

亜衣とのキスでしか感じたことのないこの痺れ。


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